7.ポリエチレン原料に含まれている添加剤について

ポリエチレン原料については、無添加品と添加剤混入タイプの2つがあります。基本的に入っている添加剤は、酸化防止剤・滑剤・アンチブロッキング剤(AB剤)です。

(1) 酸化防止剤

酸化防止剤はポリ袋の経時酸化劣化を抑えるという意味あいよりも、インフレーション工程時、140℃〜190℃の加熱溶融時の酸化を防止するためのものです。酸化しますと樹脂炭化物(コゲ)が発生しやすくなったり製造上の問題が発生するからです。

(2) 滑剤

滑剤はフィルムにスリップ性を付与し、インフレーション時の金型ダイスからの離形性を向上させ耐磨耗性を高めたり、生産性を上げるためのものです。また、製袋加工時製袋スピードのアップも図れます。

(3) アンチブロッキング剤

最後にアンチブロッキング剤ですが、これは需要家様において内容物を充填する際、ポリ袋の口が容易に開いて作業性の向上を図る為のものです。このブロッキングといわれるものは使用上非常に厄介で、ひどい物になると「板状」になってしまう場合もあります。

主に、代表的な酸化防止剤としてはフェノール系酸化防止剤(BHT=ジブチルヒドロキシトルエン)/イオウ系酸化防止剤/リン系酸化防止剤、滑剤としては、脂肪酸系/脂肪属アマイド系、AB剤としては合成シリカ/シリカなどが使用されております。ただし、フェノール系酸化防止剤であるBHTについては非常に酸化防止効果に優れておりますが、いかんせん発ガン性の疑いも聞き及んでおります。また、無添加タイプのポリエチレン原料以外はほとんどのポリエチレンレジンに使用されているのも事実です。