5.ヒートシール方式の違いとは?|インパルス式と熱板式
ヒートシールにはインパルス方式と熱板方式の2種類があります。
(1)インパルス方式
原理: 瞬間的に通電するヒーター線(ニクロム線など)でフィルムを加熱し圧着させる方式です。
特徴:
- シール速度が速い: 瞬間的に加熱するため、高速シールが可能。
- 薄いフィルムに適している: 薄いフィルムでも綺麗にシール可。
- 異物混入リスクが低い: 瞬間的に加熱するためフィルムが溶けにくく異物混入のリスクが低い。
- 消費電力が少ない: 加熱時のみ通電するため、消費電力が少ない。
- 用途: 食品包装、医療用具包装など、高速シールが必要な場合に適しています。
(2)熱板方式
原理: 常時高温に保たれた熱板でフィルムを加熱し、圧着させる方式です。
特徴:
- 厚いフィルムに適している: 厚いフィルムでも確実にシールできます。
- シール時間が長い: インパルスシールに比べて、シール時間が長い。
- 消費電力が大きい: 常時熱板を高温に保つ必要があるため、消費電力が大きい。
- 異物混入リスクが高い: フィルムが溶けやすく、異物混入のリスクが高い。
- 用途: 工業製品包装、重量物包装など、高いシール強度が必要な場合に適しています。
インパルスシールと熱板シールはそれぞれ異なる特徴を持っています。
●比較:インパルス方式と熱板方式の違いまとめ
項目 | インパルス方式 | 熱板方式 |
加熱方式 | 瞬間通電でヒーター線を加熱 | 常時高温の熱板で加熱 |
シール速度 | 高速(高速処理向き) | やや遅い(確実な加熱が必要) |
対応素材 | 薄いフィルム向き | 厚手・高強度フィルム向け |
異物混入リスク | 低い | 高い(フィルムの溶解リスクあり) |
消費電力 | 低い(通電時のみ) | 高い(常時通電が必要) |
主な用途 | 食品包装、医療用包装 | 工業用包装、重量物包装 |

