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11.液中微粒子の測定とは?|ポリ袋の添加剤可視化手法


 ポリ袋の添加剤管理において、「液中微粒子の測定」は信頼性の高い評価手法です。  
 本記事では、この手法の概要や実例、簡易チェック方法まで紹介します。

●ポリ袋における添加剤の確認と液中微粒子測定方法

 ポリ袋の表面に付着した添加剤の確認方法は品質管理において極めて重要な課題です。
 当社では添加剤の多くが水に溶解しないため、袋の内部に水を入れて内面に付着した添加剤を
水の中に取り込み、その後、「液中微粒子測定機」で分析する手法を採用しています。
 
 特に製薬メーカーではポリ袋の受入検査としてこの方法が実施されており、当社が過去に測定を行った際、
一般的なLLDPE袋(直鎖状低密度ポリエチレン)では、内面全体において数百万個(2μm以上40μm以下)の微粒子が確認されました。

 この結果を踏まえると、市販のポリ袋を使用しする際、袋の内面に付着した微粒子が内容物に移行する
可能性があります。
 そのため、品質にこだわった内容物であっても、製造工程において微粒子による二次汚染のリスクが
懸念されます。

●添加剤を簡易に確認する方法

 簡易的に添加剤の存在を確認する方法として、以下の手順を推奨します。

  1. ポリ袋に水道水を入れる。
  2. 袋をしっかりとシェイクする。
  3. 数分間放置し、気泡を消滅させる。
  4. 蛍光灯の下で袋内の水を観察する。
 
 この方法により「キラキラと反射する異物」が確認できる場合があります。
 特に静電気防止タイプのポリ袋では泡立ちが見られることが多く、これが添加剤の存在を示唆する指標となります。

●ポリ袋に使われる機能性添加剤の種類と役割

 ポリ袋には以下のような機能を持つ添加剤が使用されることがあります。

 紫外線吸収剤:紫外線の透過を抑え、内容物の劣化を防止。
 防錆剤:金属部品を包装する際に防錆効果を発揮。
 防曇剤:野菜などの包装に使用され、袋の内側に水滴がつきにくくなる。
 抗菌剤:銀ゼオライトや有機系抗菌剤を含有し、抗菌効果を持たせる。

 これらの添加剤は耐熱性が確保されれば多様な種類をポリ袋に練り込むことが可能であり、今後も
さまざまな機能性添加剤の開発・使用が進むと考えられます。

●有機系添加剤のブリードアウトによるリスクと管理の重要性

 一方で、有機系添加剤については、「ブリードアウト(時間経過による表面析出)」による影響を
十分に考慮する必要があります。
 ブリードアウトが発生すると、添加剤がポリ袋の表面に浮き出し、意図しない物質移行が生じる可能性が
あるため、特に食品や医薬品用途では慎重な管理が求められます。
 今後も添加剤の影響や安全性を評価し、より適切な管理方法を確立していくことが重要です。


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