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19.化学工業・産業用ドラムの内袋|用途・形状別に見る選定ポイント


 当社のウェブサイトでは化学工業や産業分野に関連する製品を掲載しており、液体、粉体、粘体の物流に
おいて多様な内袋が使用されています。
 一般的に「内袋」と呼ばれるこれらの袋には「内装袋」「ライナー」「インナー」「ウチブクロ」など、
さまざまな名称があります。
 ここでは基本に立ち返り、なぜ内袋が必要なのかを考えてみます。

化学工業で内袋が必要な2つの理由:

1.内容物との相互作用を防ぐ
 例えば、ドラム缶は鉄製のため、一部の化学物質と反応する可能性があります。
 そのため、内面をコーティングした「内面コート缶」や「ステンレス缶(SUS缶)」が使用されることもあります。
 しかし、内容物が酸素や水蒸気の透過を嫌う場合や、微細な異物混入を防ぎたい場合には内袋の使用が必須となります。
 
2.ドラム缶の洗浄工程を簡略化する
 内袋を使用しない場合、内容物がドラム缶の内面に付着しやすくなります。
 特に、粘度の高い接着剤やペースト状の物質は洗浄が困難になり、場合によっては焼成処理が必要になります。
 しかし、環境規制の強化により焼成処理が制限される傾向にあります。
 このような場合に内袋を使用することで、簡単に交換が可能となり、再利用が容易になります。

内袋の種類と形状|化学・産業用途別:

1.基本的な形状の内袋
封筒型ポリ袋:
  • 最も一般的な形状で、平シールまたは一本シールで封止されています。
  • 汎用性が高く、様々な用途に使用されます。
 
2.特殊な形状の内袋
ガゼット袋:
  • 両端にマチがあり、立体的な形状をしています。
  • パレットカバーやケース内袋など、容積の大きいものを収納するのに適しています。
 
角底内袋:
  • 底面が正方形または長方形で、角型コンテナにフィットするように設計されています。
 
ドラム缶用内袋(丸底内袋):
  • 底面が円形で、ドラム缶専用に設計されています。
  • オープンタイプとクローズタイプがあります。
 
3.特殊な機能を持つ内袋
二重袋:
  • 2枚の袋を重ねた構造で、①単に袋を差し込んだものと、②2枚のチューブを同時にシールしたものがあります。
  • 内容物の保護や、汚染防止などの目的で使用されます。
 
玉シール内装袋/玉しばり内装袋:
  • 底部分を束ねて封止した形状で、玉シールは熱溶着、玉しばりはPP紐で縛ります。
  • 内容物の保護や、汚染防止などの目的で使用されます。
内袋の種類
特徴
主な用途
ポリ袋(封筒型)
一般的な形状。汎用性が高い
粉体・液体の包装
ガゼット袋
両端マチ付きで立体的
ケース・パレット用カバー
角底内袋
角型コンテナにフィット
コンテナ内袋
ドラム缶用内袋(丸底内袋)
円形底。ドラム缶に最適
粘体・接着剤の輸送
二重袋
袋が2重構造で異物混入を防止
内容物の保護・汚染防止
玉シール・玉しばり内装袋
底部を束ねて封止(熱溶着や紐)
内容物の保護・汚染防止

まとめ

 内袋の選定は、内容物の性質(反応性、粘度、純度要求)、使用する容器(ドラム缶、角型コンテナ)、
作業環境(洗浄有無や使い捨てニーズ)によって大きく異なります。
 最適な袋を選ぶことは、品質確保や作業効率に直結します。
公式サイトはこちらから
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