27.UVカットフィルムとは?|紫外線の種類と被包装物の劣化を防ぐ仕組み
「製品や資材を紫外線から守りたいが、どんなUVカットフィルムを選べばいいかわからない…」
そんな方に向けて、本記事では紫外線の基本知識と、UVカットフィルムの効果・仕組みをわかりやすく紹介します。
そんな方に向けて、本記事では紫外線の基本知識と、UVカットフィルムの効果・仕組みをわかりやすく紹介します。
可視光線は、太陽や照明から発せられる光です。
通常、さまざまな波長の可視光線が混ざり、その結果、光は白っぽく見えます。
プリズムを使って可視光線を波長ごとに分けると、それぞれ異なる色の光として目に映ります。
日本語では、短波長から順に紫、青紫、青、青緑、緑、黄緑、黄、橙、赤と分類されます。
この並びを「スペクトル」と呼びます。
可視光線の波長は、一般的に約380nmから750nmとされています。
可視光線より波長が短い光を紫外線、長い光を赤外線と呼びます。
紫外線はさらに以下のように分類されます。
●紫外線の分類
・近紫外線(UV-A):波長: 315-400 nm
特徴: 地表に届く紫外線のうち約95%がUV-Aで、皮膚の老化や色素沈着の原因となります。
・中紫外線(UV-B):波長: 280-315 nm
特徴: 地表に届く紫外線の約5%がUV-Bです。短時間の曝露でも皮膚の日焼けや損傷を引き起こし、
長期的には皮膚がんの原因となります。
・遠紫外線(UV-C):波長: 100-280 nm
特徴: UV-Cはほぼすべてが地球の大気層で吸収されます。
殺菌効果があり、医療や水の浄化に利用されることがあります。
紫外線の種類 | 波長(nm) | 特徴 |
UV-A | 315~400 | 皮膚の老化、色素沈着 |
UV-B | 280~315 | 皮膚の日焼け、皮膚がん |
UV-C | 100~280 | 大気層で吸収、殺菌効果 |
可視光線の色別は概ね下表の通りです。
色 | 波長 |
紫色 | 380nm~450nm |
青色 | 450nm~495nm |
緑色 | 495nm~570nm |
黄色 | 570nm~590nm |
橙色 | 590nm~620nm |
赤色 | 620nm~750nm |
●UVカットフィルムの役割
紫外線はプラスチックフィルムの劣化の原因となるため、屋外使用や耐候性が求められる場合には、
波長290nm~400nmの紫外線を吸収する紫外線吸収剤(UVA)やヒンダードアミン系光安定剤(HALS)を
添加し、フィルムの劣化を防止します。
しかし、当社のUVカットフィルムはフィルム自体の保護ではなく被包装物の劣化を防ぐための製品です。
以前はUVカット機能の要望は少なかったものの、近年では被包装物の劣化防止のニーズが増加しています。
当社のUVカットフィルムは、若干黄色みを帯びているため、これまでディスプレイ用途では敬遠されることがありました。
しかし、現在では製品の保護を優先する傾向が強まり、需要が拡大しています。

