本文へ移動

16.03.17『高機能 プラスチック・ゴム展2016』出展リポート

『高機能プラスチック・ゴム展2016』が、2016年2月10日(水)大阪産業創造館主催(大阪市中央区本町1-4-5大阪産業創造館3F・4F)にて総勢50社の参加企業により出展・開催されました。
大阪産業創造館は、大阪市経済戦略局の外郭団体である「公益財団法人大阪市都市型産業振興センター」が運営している、経営相談をはじめ、セミナーやビジネススクール、商談会、交流会など、多種多様なサービスで主に中小企業をサポートしている団体です。
プラスチックやゴム製品は、エレクトロ製品をはじめ医薬機器、雑貨等、あらゆる分野で利用されている汎用素材ですが、近年では新たな材料や加工方法が開発され、品質の向上やコストダウンだけではなく、多機能化・高機能化がますます進んでいる副資材です。
今回の展示会では樹脂に関連する幅広い大阪を中心に活動する企業が一堂に集まり、各社鎬を削り「新たな機能や付加価値を持った製品に活かしたい」「新たな製品への活用に関する情報収集を行いたい」・・・とあの手この手でPRを行った大変熱のこもった展示会でした。
今回弊社は、「UVカットクリーン規格袋」「ハイクリーン永久帯電防止規格袋」「クリーンチャック規格袋」といった『少量使用』『即納』に対応した規格製品群を展示させて頂きましたが、その中でも弊社技術の粋を結集させた「ハイクリーン永久帯電防止規格袋」の専門的技術面でのご質問を多く頂戴することが出来、大変有意義な商談をさせて頂く事ができました。
やはり、ご質問の多くは帯電防止効果を得るため、フィルムに練り込まれる帯電防止剤のブリードによるパーティクル発生と金属不純物をはじめとしたコンタミネーション問題でした。
従来における技術では、帯電防止は
(1)帯電気防止剤(界面活性剤等)の樹脂への練り込み方式
(2)帯電気防止剤のフィルム表面への塗行方式
(3)炭素(カーボン)や重金属や軽金属物や極性を持った樹脂の練り込み方式
が主流でありました。
しかし、それら帯電防止剤が、ブリードアウト(凝集粉化)によるパーティクルの多量発生や、帯電防止剤そのものである金属不純物や軽金属不純物が被包装物をコンタミ汚染してしまうなどの問題があり、クリーンルーム内での使用においては決して好ましいものではありませんでした。
ここで、PRにはなってしまうのですが、弊社の『ハイクリーン永久帯電防止規格袋』は「界面活性剤」や「金属」「軽金属」などの練り込みのない、全く新しいタイプ(特許出願中)の超清浄クリーン帯電防止袋です。よって、半導体関連包装をはじめ、エレクトロニクス、医薬分野においても安心してご使用頂ける製品ですので、弊社製品の最新技術力を各方面にしっかりPR出できる良い場ともなりました。
今後もこの様な場をお借りして、製品紹介に取り込んでいきたいと思います。
最後になりましたが、当日弊社ブースへお立ち寄り頂きました皆様に改めて深く御礼申し上げます。