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クリーンポリ袋

クリーンルーム内で製袋された「袋内外面ともに異物の付着が少ないポリ袋」です。

製薬業界を中心に様々な分野で、幅広くご使用いただけるので、
クリーンなポリ袋のスタンダードとしておススメです!
  • 清浄度ISOclass6(クラス1000)のクリーンルーム内で製袋いたしております。
  • 添加剤を一切使用していないラジカル重合タイプの無添加低密度ポリエチレン原料(LDPE)』を使用しておりますので、添加剤ブリードアウト(凝集粉化)によるパーティクル発生の心配がありません。
  • ハイクリーンポリ袋と比べコストパフォーマンスに優れております。
  • JP規格(日本薬局方)の規格の試験基準に適合しております。

実施試験

試験内容
原反
日本食品衛生法
食品、添加物等の規格基準(昭和34年厚生省告示第370号)
乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(昭和26年厚生省令第52号
製品
改正日本薬局方
ポリエチレン製又はポリプロピレン製水性注射剤容器
※上記試験内容につきましては、一部抜粋して試験を行っているものもあります。
使用例:カプセルの保管
使用例:錠剤の保管
使用例:粉体の保管
一般的なポリ袋に使用される原料の多くは「L-LDPE」です。
 ※弊社「まめ事典」でL-LDPEについて簡単にご説明しております。
一般ポリ袋には、フィルムの生産性や製袋加工適正を向上させるため、「酸化防止剤=BHT」や脂肪酸系「滑剤」、シリカ系「アンチブロッキング剤」等の「添加剤」が数100ppmから数1,000ppm程度二次添加されております。

インフレーション工程(製膜工程)・製袋工程を経て製造されたポリ袋は、生産直後より上記の添加剤が
フィルム内部よりフィルム外部(袋の外面並び内面)へとブリードアウトがはじまり凝集粉化現象を
引き起こします。
これが、一般ポリ袋を使用する際に一番問題となる「添加剤パーティクル」です。
内容物の充填または包装時に被包装物(製品)に確実に付着混入いたします。

弊社のクリーンポリ袋は、添加剤を使用していない無添加原料を採用しております。
無添加原料ですので、袋外面及び内面(製品接触面)への添加剤ブリードアウトがなく、充填時または包装時に内容物に添加剤パーティクルが付着する心配がありません。

内面パーティクル比較

クリーンポリ袋と一般ポリ袋を比較したものが下記測定結果です。
検体は両方とも生産後1週間程度の比較的新しい袋を選定致しました。

クリーンポリ袋(0.1mm×500mm×720mm)

管理粒径
2μm
3μm
5μm
10μm
25μm
40μm
製品
測定値
100
66
14
1
0
0
101
66
14
0
0
0
94
63
10
0
0
0
最大
101
66
14
1
0
0
平均
98
65
13
0
0
0
最小
94
63
10
0
0
0

一般ポリ袋(0.1mm×500mm×850mm)

管理粒径
2μm
3μm
5μm
10μm
25μm
40μm
製品
測定値
130,703
81,503
9,770
757
24
6
125,758
78,065
10,304
1,264
53
12
131,156
82,304
10,928
1,466
60
8
最大
131,156
82,304
10,928
1,466
60
12
平均
129,206
80,624
10,334
1,162
46
9
最小
125,758
78,065
9,770
757
24
6
※本データは、実測値であり保証値ではありません
[測定方法]
袋の中にブランクカウントが0に近づいた無塵水500mlを充填し、ポリ袋の口を結束後、10mlを抽出して3回測定し、平均値を算出する。
数値は合計カウント数となります。
※測定機器 リオンパーティクルカウンター
 

生産環境

清浄度ISO class6(クラス1000)のクリーンルームで製袋いたしております。
定期的に「落下菌検査」「浮遊菌検査」を行っております。
また、製品に付着している微生物検査も定期的に行っております。

作業員の着衣は、肌の露出が一切ない着衣にて作業を行っておりますので、医薬品包装用、半導体部品包装用の袋として安心してご使用いただけるよう万全を期しております。

微生物検査

1.落下菌検査(コッホ法)

測定エリア
一般細菌
真菌
A
0
0
B
0
0
C
0
0

2.浮遊菌検査(80/320L中)(コロニー数/リットル)

測定エリア
一般細菌
真菌
生菌数
A
0.0000
0.0000
0.0000
B
0.0000
0.0000
0.0000

3.製品検査 洗い出し法(2000cm3

品名
一般細菌
真菌
ハイクリーンポリ袋
0.1mm×550mm×700mm
0
0

梱包

クリーンポリ袋の包装方法は、袋の品質維持のための大切な要素です。

内包装

クリーンポリ袋に接触する内包袋には、同材質のクリーンポリ袋を使用しております。
クリーンルーム内にて、脱気密封包装を行っておりますので、内包装を開封するまでは清浄度が維持できます。
また、搬入の際に前室で順番に包装を除去できるよう、2重包装にも対応可能です。
※特にご指定がない場合は、1重包装となります。

外包装

UVカットクリーンクロスシート」を採用致しております。
卓越した耐衝撃性能で輸送中のクリーンポリ袋をガッチリとガード致します。
UVカットタイプですので、保管中の製品を紫外線殺菌灯からのUV劣化を防止いたします。

また、燃焼触媒効果を併せ持っております。
焼却処分の際に他のゴミから発生したダイオキシンの生成抑制、排ガス中のNO低減など、環境に優しいハイブリット梱包資材です。 
内包装
外包装
(UVカットクリーンクロスシート)
ラベル見本
内包装方法
外包装方法
クリーンポリ袋に挿入の上、脱気密封シール
(1重・2重選択可)
UVカットクリーンクロスシート

ヒートシール

クレームの第1位には、強度不足によるシール部分の「切れ」「剥離」などがあげられます。
当社の製袋機は、シールアンドカット方式(従来方式)とは異なった「カットアンドシール方式」を導入致しておりますので、従来方式によるシール強度と比較してシール強度の向上と安定性がアップしております。

ヒートシール強度比較(単位:N/15mm)


1検体目
2検体目
3検体目
中央
中央
中央
カットアンドシール方式
28.0
27.4
28.6
28.5
29.2
27.7
27.9
28.9
26.8
従来方式
(シールアンドカット方式)
20.8
19.1
19.7
21.2
19.6
22.0
20.1
19.2
21.0
【試験条件】
  1. 袋サイズ:0.1mm×550mm×770mm
  2. 原料:無添加タイプLDPE
  3. シール部分3か所 3検体を測定
※上記数値は測定値であり保証値ではありません。

フィルム物性

測定項目
0.05mm
0.1mm
測定方法
引張強度
[N/mm2]
MD
28.9
28.0
JIS Z-1702
TD
18.9
22.9
引張伸度
[%]
MD
233
271
TD
629
642
引裂強度
[N/mm]
MD
99.0
29.4
JIS K-7128
TD
56.2
37.9
シール強度
[N/10mm]
9.1
19.5
自社法
酸素透過度
[ml/㎡・24h・MPa]
38996
19701
JIS K-7126
透湿度
[g/㎡・24h]
9.23
4.72
JIS Z-0208
※上記数値は測定値であり、保証値ではありません。

サイズ・仕様

別注対応
この商品のサイズは別注にて対応を行っております。
 
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